私の雑記帳📚

大学3年生の私が、読んだ本、旅行した場所、見た映画やアニメ、などなどで体験したこと・感じたことを記していきます!

映画『ペンギン・ハイウェイ』小学生の男の子と世界の不思議を追う

 

 近況

新型コロナウイルスの影響を受けて大学の授業が延期となりオンラインで行われることが決まった。春休みが伸びた。

本当は密集・密接・密閉が満たされる空間に行きたいが、こんなご時世だから仕方がない。一人家で過ごす。幸い一人家で過ごすことはそれほど苦にならない性格だ。

率直に言うとすごく暇なので、友人に勧められたことのあるこの作品を見てみるかという気持ちになった。

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https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4-%E7%9F%B3%E7%94%B0%E7%A5%90%E5%BA%B7/dp/B0821XP5CS

 

 

印象的なセリフ

・「怒りそうになったらオッパイのことを考えるといいよ。そうすると心が大変平和になるんだ。」

・「人を好きになることは 恥ずかしいことでは ない!」

・「なぜお姉さんの顔を見ていると うれしい感じがするのだろう。」

・「世界の果てに通じている道はペンギン・ハイウェイである。その道をたどって行けば、もう一度お姉さんに会うことができると僕は信じるものだ。これは仮説ではない。個人的な信念である。」

 

あらすじ

主人公(アオヤマ君)はとても優秀な小学生。知らない知識は図鑑によって補充しノートにストックする、身近な疑問は実験による検証によって解き明かそうとする。

その主人公は歯科衛生士であるお姉さんに気がある。そのお姉さんはおっぱいが大きい。主人公とそのお姉さんは喫茶店でよくチェスをプレイする。

ある日突然に町の中でペンギンが目撃される。その発生原因を知るために主人公は調査を始める。

その調査の中で主人公はハマモトさんと会話をするようになる。ハマモトさんは主人公と同じクラスに所属している女の子だ。彼女もまた優秀で研究熱心な性格をしている。彼女の父親は大学の教授である。

ハマモトさんは森の中にあらわれた「海」と呼ばれる丸い水でできた球体を研究していた。主人公はハマモトさんと「海」を共同で研究することに決める。ペンギンが「海」をつついて分裂させ小さくなった「海」の一部を消滅させる姿が目撃される。主人公はこの世にあってはならない「海」をペンギンが取り除いてくれているという解釈をする。

主人公はお姉さんがペンギンを生みだすことができることを発見する。

ハマモトさんの父親が「海」の研究を始める。町に起きている超常現象の原因を探るためである。その研究の中で研究員が「海」の中に取り込まれてしまう。

ハマモトさんは父親を救ってほしいと主人公に懇願する。

主人公はペンギンと「海」とお姉さんが繋がりを持っていることを突き止めていた。主人公はお姉さんにペンギンを大量に生み出してもらった。主人公とお姉さんはそのペンギンに乗り「海」の中に入り、ハマモトさんの父親を救出する。

救出の後に大量に生み出されたペンギンは「海」を嘴でつつくことで小さく分裂させ、ついには消滅させた。

「海」を消滅させたペンギンは次第に消えていった。ペンギンが完全に消えたあとにお姉さんも消えた。

主人公は更に優秀になってお姉さんに関連した謎を解決すると誓った。

 

感想

・作画がきれいだった。特に「海」の色に青のみでなく赤や黄色や緑色が使われていて美しかった。また、お姉さんの体のラインがとても女性らしさを表せていた気がする。

・全体的に意味がよくわからない作品であった。作者が視聴者に伝えたいことがはっきりしなかった。主人公の勉強する姿と体験を見て感動し啓発されろということなのだろうか。

・結局、ペンギンと「海」とお姉さんが結局何だったのかは明かされなかった。何だったのか。気になる。

・主人公の心の中のセリフが「~である」で終わる点と主人公のセリフの言い回しが特徴的であった。原作の著者である森見登美彦さんらしさが感じられた。

・ペンギンがとても可愛らしかった。

・主人公の父親がハマモトさんの父親と同様に学問に精通している人のように見えた。その父親が主人公にするアドバイスがどれも適格のようで主人公の研究の手助けになっていた。親が子供に与える影響は大きいと感じた。

・主人公のとるメモやノートが黒いペンのみで書かれていて文字と図のバランスや配置が美しかった。

・主人公が「おっぱい」という言葉を何度も発声していた。僕はイヤホンをせずにスピーカーでこの映画を見ていたのだが、主人公がこの言葉を発するたびに、親に聞かれたら嫌だなと思った。

・所々に甘酸っぱさを感じた。