普通二輪免許 通学取得の日記(2)
教習2日目
さあ教習2日目が始まった。
本日も今日何を教わるか判らない状態で教習に進む。
雲行きが怪しかったが最後まで雨に打たれることはなかった、ラッキー。
ブレーキの制動性を確認
バイクにはブレーキが3種類ある。
フロントブレーキ、リアブレーキ、エンジンブレーキの3種類だ。
フロントブレーキ
フロントブレーキは右手のレバーを握ることでかけられる。前のタイヤを2枚のディスクブレーキでブレーキをかける。3種類のブレーキの中で1番強力なブレーキだ。
フロントブレーキだけを使って停車すると前につんのめる感じで止まる。ブレーキをかけ始めてから止まるまで車体の移動距離は短い。20km/hからブレーキをかけると1mくらいで止まる。
フロントブレーキを急に握りフロントタイヤをロックしてしまうことが横転につながる。フロントブレーキは徐々に強くかける。
リアブレーキ
リアブレーキは右足のペダルを踏むことでかけられる。後ろのタイヤを1枚のディスクブレーキでブレーキをかける。フロントブレーキよりも効きが弱い。
リアブレーキだけを使って停車すると後輪が浮き後輪が地面と擦れる「コキュキュキュキュー」という音を出しながら止まる。ブレーキをかけ始めてから止まるまでの車体の移動距離は長い。20km/hからブレーキをかけると2.5mくらいで止まる。
エンジンブレーキ
エンジンブレーキは低速ギアに入っているほど強くかかるブレーキだ。車輪を低速に回るエンジンと繋げることでブレーキがかかる。ギア1、ギア2の状態でスピードを出しても直ぐに減速してしまう。
ブレーキのかけ方
停止する時はフロントブレーキとリアブレーキは「7:3」または「6:4」の割合で使い、エンストする前にクラッチを握りエンジンと車輪を分離する。
低速で走っている時に使うブレーキはリアブレーキだ。低速の時にフロントブレーキを使うと使うたびに角ついてしまう。リアブレーキを使うと滑らかに止まる減速できる。
教習官とタンデム
ベテランの教習官の後ろに乗り上手い人の走りを体験した。
バイクの傾きとハンドル
バイクが地面と垂直に立っている状態でハンドルをきろうとすると大きな力が必要になる。だが、バイクが左に傾いている時はハンドルを容易に左にきることができる。バイクが右に傾いている時はハンドルを容易に右にきることができる。同様に、ハンドルが左にきれている時はバイクが容易に左に傾き、ハンドルが右に切れている時はバイクが容易に右に傾く。
リアブレーキの使いどころ
教習官の後ろに乗りながらリアブレーキのかけどころを色々と教わった。リアブレーキの使いどころは3つある。一つ目は、渋滞に巻き込まれた時など低速で走っている時に減速したい時。二つ目は、カーブに速いスピードで挿しかかってしまった時。三つ目は、Uターンなど鋭く曲がりたいとき。
一つ目の低速で走っている時に減速したいときにリアブレーキを使うとよいことは先ほど述べた。滑らかに減速することが出来る。
二つ目のカーブに速いスピードで挿しかかってしまった時にリアブレーキを使うべきことについて詳しく述べる。
速い速度でカーブに突入すると遠心力で曲がろうとしていない方向へ膨れてしまう。遠心力が体が起き上がる方向へかかりバイクが地面と垂直になるのでハンドルをきりにくくなる。そこでリアブレーキを使う。リアブレーキで速度がさがり遠心力が弱くなる。それに加えて、リアブレーキは車体を沈み込ませる効果があり、リアブレーキを使うとバイクを傾けやすくなる。つまり、曲がりたい方向へハンドルをきりやすくなる。
ただし、注意点がある。カーブ中に強くリアブレーキをかけすぎるとリアタイヤがロックしスリップしてしまう。下手したら横転してそのまま車線外へ放り出されてしまう。
三つ目の鋭く曲がりたいときにリアブレーキを使うとよいというのは二つ目と同じ原理だ。
右左折の方法を確認
サイドミラーで車が来ていないか確認 → ウインカーを出す → 一息置く
→ 後ろに車が来ていないかを目視で確認 → 車線変更、車を寄せる
車の時と同じだ。ただし、バイクでの巻き込まれ事故は死ぬ可能性が多いにあるので車の時よりも慎重にいこう。
AT車の運転
ATのバイクに乗せてもらった。MT車との一番の違いはギアチェンをしなくていいことだ。他にも違いは数点ある。AT車の方が一般的にMT車よりも重いらしい。ギアチェンをしない分、操作に必要なパーツは全部手で動かせる。それと、クッションがやたらやわらかい。
AT車を運転したが正直、物足りなさがあった。まず、エンジン音がとてもダサかったのです。心地よい気分になれなかったので全く加速音を覚えていないほど。(ごめんなさい。きっと偏見入ってます。)加速しても興奮を感じなかった。バイクの良さはやっぱり停止状態からの鋭い加速と高鳴るエンジン音ですね。車は断然オートマ派なのですが、、、
MT車で一本橋をチャレンジ
MT車に乗り換えた。外周、内周を回り信号機の右左折を行った後に一本橋に挑戦した。一本橋は免許試験不合格になる3大失敗要因の内の1つだ。30cm幅の道をバイクで渡りきらないといけない。
一本橋でチェックされる項目
1、開始線で停止したところから開始しているか
2、一本橋を7秒以上かけて渡ったか
3、バランスを崩し足をついていないか、きちんと橋の上を渡りきったか
一本橋をクリアするポイント
一本橋の上でバランスを保つポイントはギアを1にしてアクセルをふかさないで進むこと、その際にハンドルで進路を細かく修正し、7秒以内に渡ってしまわないようにリアブレーキをかけることだ。
感想
発進が難しい。今は発進に慣れていなくてクラッチを全部握った状態でアクセルを空ふかせてから徐々にクラッチを離していくので、エンジンが高速で回転する高く大きな音と、クラッチを離していくどのタイミングで発進するかわからないことで2重にビビっている。
それに対して教習官の発進は見事なものだ。エンジンの空ぶかしがなく余計な異音がないまま発進する。一発で半クラ&アクセルを決めてしまう。ギア1からギア4の40km/hまでの加速がスムーズでエンジン音の高鳴りがかっこよすぎる。
早く教習官のようなスムーズな発進とスムーズな加速を修得したい。